2022年12月7日

【ドローン飛行許可】技能証明の取得はここから!試験の概要と受験料

 

大阪市都島区の行政書士デザイン事務所です。

 

2022年12月5日から、ドローンの国家資格である「無人航空機の操縦者技能証明制度(操縦ライセンス制度)」が開始されました。

 

受験申し込みはこちら

 

技能証明には、以下の2種類があります。

 

一等無人航空機操縦士

二等無人航空機操縦士

 

一等と二等の違いは、「立入管理措置を講じることなく飛行が行える」かどうかになります。

 

ドローンの飛行の難易度やリスクによっては、一等または二等の技能証明が必須になる場合がありますので、自身の飛行に合わせて取得を検討してください。

 

なお、ドローンのすべての飛行で技能証明が必要になるわけではありませんので、ご安心ください。

 

技能証明が必要な飛行

現在、カテゴリーⅢとカテゴリーⅡの飛行の一部で、技能証明が必要になります。

 

カテゴリーⅢ(レベル4) 一等の技能証明(二等の技能証明不可)

カテゴリーⅡのうちレベル3.5 二等以上の技能証明

カテゴリーⅡBの飛行 二等以上の技能証明

 

カテゴリーⅡBの飛行は、技能証明と機体認証があれば、飛行許可が不要になります。

カテゴリーⅢのレベル4、カテゴリーⅡのレベル3.5の飛行はそれぞれ技能証明が必要ですが、技能証明があっても飛行許可が必要になります(カテゴリーⅢのレベル4は機体認証も必要)。

 

カテゴリーⅠ、カテゴリーⅡAの飛行は技能証明は不要で、カテゴリーⅡAの飛行では今まで通り飛行許可を取得すれば飛行が可能です。

 

【ドローン飛行許可】飛行レベルとカテゴリーの違いは?必要な技能証明と型式認証

 

受験資格

16歳以上であること

航空法の欠格事由に該当しないこと

 

受験の流れ

指定試験機関の試験では、学科試験、実地試験、身体検査が行われます。

登録講習機関で講習を修了した方は、指定試験機関での実地試験が免除されます。

 

受験の流れ
無人航空機操縦士試験全体の流れ|ClassNK)

 

学科試験

学科試験は、一等と二等の技能証明に合わせて、一等学科試験と二等学科試験の2つがあります。

学科試験は、一等と二等との区分だけで、機体の種類や限定の内容に関わらず共通の試験になります。

試験内容

一等

形式 三肢択一式(70問)

試験時間 75分

合格基準 正答率90%程度

二等

形式 三肢択一式(50問)

試験時間 30分

合格基準 正答率80%程度

資料

無人航空機の飛行の安全に関する教則(第3版)

学科試験の科目について

一等学科試験のサンプル問題

二等学科試験のサンプル問題

試験会場検索・日程

試験会場の開催日、空席状況、以下のリンクから調べることができます。

 

試験会場検索

 

実地試験

実地試験は、一等と二等の技能証明に合わせて、一等実地試験と二等実地試験の2つがあります。

実地試験は、学科試験に合格しないと受験することはできませんのでご注意ください。

一等と二等の区分の他にも、機体の種類(回転翼航空機(マルチローター)、回転翼航空機(ヘリコプター)、飛行機)、限定の内容(夜間飛行、目視外飛行、最大離陸重量25kg以上)ごとに試験が区別されています。

登録講習機関での講習が修了していれば、指定試験機関の実地試験は免除されます。

飛行に必要な場合は、限定の解除(限定変更)をして試験を受けてください。

 

【ドローン飛行許可】基本は目視内と昼間飛行だけ!技能証明の限定変更(解除)とは?

試験内容

実地試験は、机上試験、口述試験、実技試験で構成されています。

回転翼航空機(マルチローター)の試験課題の詳細は、以下をご確認ください。

 

試験課題

 

 合格基準

一等実地試験 100点の持ち点からの減点式採点法とし、80点以上

二等実地試験 100点の持ち点からの減点式採点法とし、70点以上

試験方式

実地試験には、集合試験と出張試験の2つの方式があります。

 

集合試験方式 本会が試験会場、機体等の必要備品を準備し、試験日を公表した上で受験者が予約し試験を行う方式

出張試験方式 受験者が機体等の備品を準備した上で受験者の希望する場所に本会の試験員を派遣し試験を行う方式

 

回転翼航空機(マルチローター)の基本(昼間、目視内、最大離陸重量25kg未満)、夜間飛行、目視外飛行は、集合試験方式になります。

回転翼航空機(ヘリコプター)、飛行機、最大離陸重量25kg以上は、出張試験方式になります。

資料

無人航空機操縦士実地試験実施基準

一等実地試験実施細則 回転翼航空機(マルチローター)

二等実地試験実施細則 回転翼航空機(マルチローター)

試験日程

試験日程は以下のリンクから検索することができます。

 

試験日程

 

身体検査

身体検査では、視力、色覚、聴力、運動能力等について身体基準を満たしているかの確認を行います。

身体検査の方法には、有効な公的証明書の提出、医療機関の診断書の提出、指定試験機関の身体検査受検の3つがあります。

一等無人航空機操縦士試験を受験する方で、最大離陸重量25kg未満の限定を変更する場合は、医療機関の診断書の提出のみとなります。

試験日程

試験日程は以下から検索してください。

 

試験日程

 

受験料

指定指定機関での学科試験、実地試験、身体検査の受験料は以下です。

学科試験

一等学科試験 9,900円

二等学科試験 8,800円

実地試験

登録講習機関で講習を修了した場合は、指定試験機関での実地試験は免除されますので、受験料はかかりません。

 

回転翼(マルチローター)

一等基本(昼間・目視内・25kg未満) 22,000円

一等限定変更 20,800円

二等基本(昼間・目視内・25kg未満) 20,400円

二等限定変更 19,800円

 

回転翼(ヘリコプター)、飛行機の受験料については、こちらから確認してください。

 

受験料

 

身体検査

書類で受験 5,200円

会場で受験 19,900円

 

交付手数料

新規申請 3,000円

再交付、更新、限定変更 2,850円

 

一等無人航空機操縦士については、別途、登録免許税(3,000円)の納付が必要になります。

 

有効期限

技能証明の有効期間は3年間です。

 

一等技能証明 3年間

二等以上の技能証明 3年間

 

更新には、身体検査や更新講習を修了することが必要です。

 

技能証明申請者番号

技能証明試験を受験するには、技能証明申請者番号の取得が必要です。

登録講習機関の講習の受講申請や指定試験機関の試験の受験申請で使用しますので、技能証明の取得を考えている方は、先に取得しておきましょう。

 

申請者番号の取得

 

また、受験には、無人航空機操縦士試験申込システムのアカウント登録も必要になります。

 

試験申込システム

 

問い合わせ

ドローンの技能証明に関する不明点は、指定試験機関ヘルプデスクへ問い合わせてください。

 

指定試験機関ヘルプデスク(学科試験、実地試験、身体検査の内容や各受験申請手続き等)

050-6861-9700 (土日・祝・年末年始(12月29日から1月3日)を除く)

 

まとめ

2022年12月5日から、ドローンの技能証明試験の受付が開始されました。

 

指定試験機関は、一般財団法人 日本海事協会になります。

 

受験を予定している方は、先にDIPS2.0で技能証明申請者番号を取得しておきましょう。

 

 

行政書士デザイン事務所では、ドローン飛行許可の申請サポートを行っています。

全国どこからでもご依頼が可能です。

 

\ZOOMレクチャーもOK!/

全国1年間包括申請 38,500円〜(税込)

 

申請サポートのご相談は、お電話(06-7896-7707)問い合わせフォームからお願いします。

 

問い合わせフォーム

 

【ドローン飛行許可】全国1年包括申請が38,500円から!申請をサポートします

 

ドローン登録問い合わせ