2022年2月9日
【行政書士開業準備】確定申告も簡単完結!初めての記帳の始め方
大阪市都島区の行政書士デザイン事務所です。
行政書士を開業される方のほとんどは個人開業になります。
税務署に開業届と青色申告承認申請書を提出して、青色申告で確定申告をすることになると思います。
青色申告には、簡易簿記と複式簿記の2種類がありますが、複式簿記の方が節税効果が高いのでおすすめです。
「青色申告の複式簿記は難しい」
「簿記の資格を取ったり、税理士に頼まなければ確定申告できない」
そんなことはありません。
今の会計ソフトは初めての方も簡単に複式簿記ができ、確定申告まで行えるようになっています。
初めての記帳は難しく感じるかもしれませんが、やってみればそこまで難しいものではありません。
まずは、好きな会計ソフトをダウンロードしてみましょう。
やよいの青色申告オンラインがおすすめ
僕は、「やよいの青色申告オンライン 」を使用しています。
オンラインで完結しているので、どこかで会計ソフトを買ってきてインストールする必要もないし、複数の端末でも作業ができます。
確定申告もマイマンバーカードを読み取れるカードリーダーやスマートフォンがあれば、e-TAXで完了します。
「やよいの青色申告オンライン」は初年度が無料なので、初めの1年をお試しで利用するには最適です(1年目以降は年額8,800円/セルフプランの場合)。
家計簿ソフトと連携すれば記帳要らず
会計ソフトを使って記帳するには、事業用のクレジットカードと銀行口座を用意しておくととても便利です。
これらをZaimやManeytreeなどのアプリに登録して、会計ソフトと連携させておくと、これらの方法で処理したものについては自動で記帳されます。
たとえば、クレジットカードで何か備品を購入したり、銀行口座から事務所の家賃が引き落とされても、会計ソフトに自動で記帳されることができます。
事業と個人でクレジットカードや銀行口座は分けておく
大切なことは、個人使用と事業使用とでクレジットカードや銀行口座を分けておくことです。
分けていなくても、後から個人使用と事業使用とで記帳するデータを選別することはできますが、初めから分けておくととても便利です。
注意したいことは、現金や電子マネー(電子マネーも現金です)、事業用クレジットカード以外を使って支出したものは手動で記帳しなければいけません。
事業用のクレジットカードを作成したら、できるだけそのカードを使用して買い物するようにしましょう。
口座への売り上げなどの入金も、銀行口座を連携させておけば自動で入力されます。
あとは、毎月末にクレジットカードの明細や請求書を見ながら、すべて漏れなく登録されているかを確認すれば、日々の記帳は完了です。
確定申告もとても簡単
確定申告をする場合も、画面の指示通りに進めていくだけで簡単に申告書類が作成できます。
医療費控除や社会保険料控除、小規模企業共済等掛金控除などがある場合も、関係書類に記載されている数字を画面へ入力していくだけで終了します。
書面で確定申告する場合は、作成した申告書類をプリンターで印刷して税務署へ提出すればよく、e-TAX でする場合は、ソフト上から確定申告e-Taxモジュールを使用して提出することができます。
e-TAXであれば、10〜15分ほどで確定申告が完了できます。
まとめ
以上のように、会計ソフトでの記帳は、初心者にもとても簡単にできるようになっています。
確定申告では、日々の記帳をどれだけしっかりできているかがとても重要になります。
日々の記帳はとても面倒ですが、今の会計ソフトには自動記帳の仕組みもあって、作業はかなり軽減されています。
節税効果を高めるため、会計ソフトを使用して、青色申告の複式簿記で記帳しましょう。
初めは税理士に依頼せずに、自分でしてみることをおすすめします。
簿記3級の知識があれば、自分で会計ソフトの仕分けを修正できたり、税理士とも会話ができるようになるので、業務の合間を縫って勉強してみるといいかもしれません。
また、業務で帳簿記帳を行う予定の方は、簿記の知識をしっかりとしておきましょう。
青色申告は複式簿記でする
会計ソフトを導入しよう
事業と個人で口座やクレジットカードを分ける
自動記帳はとても便利
できれば簿記の勉強をしておこう
行政書士デザイン事務所では、個人事業主さまの記帳代行を行っています。
弊所へのご相談は、お電話(06-7896-7707)、または問い合わせフォームからお願いします。
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