2021年12月8日

【著作権相談員養成研修制度】効果測定の難易度は?行政書士の著作権相談員になろう

大阪市都島区の行政書士デザイン事務所です。

 

行政書士には、著作権相談員制度というものがあります。

 

著作権相談員とは、著作権分野を専門とする行政書士の呼称です。

 

著作権相談員には、養成研修を修了し、所定の効果測定に合格したことを証明する著作権相談員カードが発行されます。

 

また、著作権相談員名簿に名前が記載され、文化庁、著作権情報センター、ソフトウェア情報センターへ提出されます。

 

行政書士は、著作権、著作権隣接権、プログラム著作権に関わる登録申請書の作成をはじめとした著作権分野の各種業務に携わることができます。

 

SNSの普及やデジタル化への急進、NFTの活用などにより著作権を含む知的財産権の重要性や関心は年々高まっています。

 

著作権相談員制度により、著作権分野を専門とする行政書士のスキルアップを図ることができます。

 

著作権相談員リーフレット

 

著作権相談員になるには

著作権相談員になるには、著作権相談員養成研修を受講し、効果測定(テスト)に合格しなければいけません。

 

著作権相談員研修研修は、毎年実施期間が決められています。

 

令和3年度は、2021年10月13日から2022年2月28日までとなっています。

 

実施期間中に研修から効果測定(テスト)までを修了する必要があります。

 

効果測定(テスト)に不合格だった場合は、本年度中の再受験はできず、次年度に再度受験することになります。

 

著作権相談員養成研修には、中央研修サイトのVOD研修と単位会の集合研修の2つがあります。

 

どちらで修了しても取り扱いに関しての差はありません。

 

VOD研修と集合研修の講習は合わせて受講できますが、効果測定(テスト)は重複して受験できないので注意してください。

中央研修所研修サイト

合計約6時間の講義動画を視聴し、ウェブ上で効果測定(テスト)を受験します。

 

講義動画は、15〜30分の15分の動画に分割されています。

 

効果測定(テスト)の問題数は30問の○×問題で、解答時間は無制限です。

 

テキストを見ながらの受験もできます。

 

効果測定(テスト)の合格基準は、30問中21問以上の正答です。

 

講義動画の視聴は何度も繰り返し視聴できますが、効果測定(テスト)は実施期間中1回しか受験できないので注意してください。

単位会の集合研修

合計360分講義を受講後、効果測定(テスト)を受験します。

 

効果測定(テスト)の問題数は30問の○×問題で、解答時間は60〜90分となっています。

 

テキストの持ち込みも可能です。

 

効果測定(テスト)の合格基準は、30問中21問以上の正答です。

 

効果測定(テスト)後に解答が配付されます。

 

VOD研修の効果測定(テスト)と同じ問題を使用しているため、受験後の問題内容の管理に注意してください。

 

合否は、単位会から通知されます。

 

効果測定(テスト)の難易度

効果測定(テスト)の問題は、とても基本的な内容になっています。

 

難しくはないですが、一度講義を受講しただけでは答えられない問題もたくさんあります。

 

ダウンロードまたは配布されたテキストにはしっかりと目を通しておくことをおすすめします。

 

効果測定(テスト)では、テキストの持ち込みが可能となっていますので安心してください。

 

著作権相談員カード

著作権相談員養成研修を修了した方には、翌年の3月以降に著作権相談員カードが配布されます。

 

現に著作権相談員である方は、再度修了しても、著作権相談員カードの再交付はありません。

 

 

行政書士で著作権業務に興味がある方は、是非著作権相談員養成研修を受講してみてください。

 

使用テキスト

著作権テキスト(文化庁)

登録の手引き(文化庁)

プログラムの手引き(SOFTIC)

裁定の手引き(文化庁)

 


行政書士には著作権相談員制度がある

著作権相談員になるには著作権相談員養成研修を修了する必要がある

著作権相談員養成研修は実施期間が限られている

講習受講後には効果測定(テスト)がある

効果測定(テスト)の難易度は低い(テキスト持ち込み可能)

研修を修了後には著作権相談員カードが交付される


 

著作権に関するご相談は、行政書士デザイン事務所にお任せください。

 

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