2021年10月20日

【お役立ち情報】定額小為替の読み方は?戸籍や住民票を郵送請求する場合の申請手数料の支払い方

大阪市都島区の行政書士デザイン事務所です。

 

住民票や戸籍謄本を市区町村役場などに郵送請求する場合は、交付手数料を「定額小為替」で納付する必要があります。

 

定額小為替の読み方は、「ていがくこがわせ」です。

 

たとえば、身分証明書の交付手数料を300円とします。

 

窓口に出向いて交付を受ける場合は、現金や備え付けの自動販売機で300円を支払えばそれで構いませんが、遠くの市区町村役場などに郵送で請求する場合には、郵送による方法で交付手数料を支払わなければいけません。

 

けれど、封筒に現金を入れて送ることは郵便法で禁止されています。

 

このような場合に、現金を証書に換えて送金する方法を「定額小為替」と呼びます。

 

定額小為替の他にも現金書留や普通為替に変えて送るという方法もありますが、これらはもっと金額の高い場合に使用する方法で、その分手数料も高くなります。

 

定額小為替は、50円、100円、150円、200円、250円、300円、350円、400円、450円、500円、750円、1000円の12種類の金額が決められています。

 

決められた少額の現金のやり取りを為替で行うので、定額小為替という名前になっています。

 

定額小為替は、郵便局の窓口でしか購入できません。コンビニなどでは購入できず、郵便局の窓口が閉まっている土日には購入することができません。

 

定額小為替を購入するときは、郵便局に備え付けの申請書に、住所、名前、希望の金額を記入して、額面の金額と手数料を支払います。

 

定額小為替の手数料は、1枚につき200円です。

 

どの金額の定額小為替を購入しても手数料は定額小為替1枚につき200円なのでご注意ください。

 

定額小為替の枚数が多くなればなるほど、手数料も高くなります。

 

先ほどの身分証明書の場合なら、300円の定額小為替を1枚購入し、200円の手数料を支払う必要があるので、合計500円が必要になります。

 

戸籍謄本を郵送請求し、交付手数料の合計が1200円だったときは、200円と1000円の2枚の定額小為替が必要です。この場合の手数料は400円になり、合計1600円を支払わなれけばいけません。

 

被相続人の出生から死亡までの戸籍が必要な場合には、どの種類の戸籍が何通あるのかわかりません。

 

この場合は多めに定額小為替を送り、おつりを定額小為替で返還してもらうことができます。

 

おつりは、市区町村役場によって違いますが、「定額小為替」+「切手」や「切手」などで返還されます。

 

なるべくおつりが出ないようにと規則が定められている場合もありますので、事前に請求する市区町村役場に確認しておきましょう。

 

受け取った定額小為替は、郵便局で現金に換金することができます。

 

換金する場合には、手数料はかかりません。

 

また、定額小為替には6カ月の有効期限があることも注意点です。

 

期限の過ぎた定額小為替は郵便局の窓口で期限の新しいものへ交換してもらえます。

 

この場合も手数料はかかりません。

 

定額小為替

 


定額小為替は郵送でお金を送る方法の一つ

定額小為替は12種類と金額が決まっている

定額小為替は1枚につき200円の手数料がかかる

定額小為替には6カ月の有効期限がある

定額小為替の支払いは現金のみ(電子マネーやQRコード決済は不可)


 

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